点数計算の全体の流れ
麻雀の点数は「翻(ハン)」と「符(フ)」の2つで決まります。ただ、いつも両方を数える必要はありません。決まった順に確かめていくと、手間のかかる符の計算を省けることがよくあります。
点数は翻と符で決まる
翻は、役とドラの数を足したものです。翻が1つ増えると、点数はおよそ2倍になります。点数の大きさを決めるのは、主に翻です。
符は、手の形や和了り方で決まる細かい点数です。20符・25符・30符・40符…と10符ずつ刻み、符が多いほど点数は少し上がります。
翻が多くなると、点数には上限ができます。5翻以上は符に関係なく、満貫・跳満などの決まった点数になります。だから、先に翻を数えて、符が要るかどうかを判断するのが近道です。
点数を出す7つの段階
次の順に確かめます。「はい」になったところで点数が決まり、その先は見なくて構いません。
- 役満か? はいなら、役満の数で点数が決まります(子のロンで 32000点)。
- 翻を数える。 役の翻とドラの数を足します(翻の数え方)。
- 5翻以上か? はいなら、満貫・跳満・倍満・三倍満のどれかに決まります。符は数えません。
- 4翻か? はいなら、七対子と平和ツモを除いて満貫です。符は数えません。
- 符を求める。 近道の4つの形(符の近道)に当てはまればその符、当てはまらなければ数えて10符単位に切り上げます(符の数え方)。
- 3翻で60符以上か? はいなら満貫です。
- 点数表で引く。 翻と符、子か親か、ロンかツモかで点数表を引きます(点数表)。
ポイント
符の計算は最後に回します。翻が多い手ほど、符を数えずに点数が決まります。
4翻と3翻の段階がある理由
点数は翻と符から計算しますが、計算した結果が満貫の点数(子のロンで 8000点)に届くと、それより上がらず満貫になります。さらに、あと少しで満貫に届く4翻30符と3翻60符(子のロンで 7700点)も、満貫に切り上げます(切り上げ満貫)。
そのため、4翻なら30符以上で満貫です。符が30符より少ないのは七対子(25符)と平和ツモ(20符)だけなので、4段目では「この2つでなければ満貫」と判断できます。3翻は60符以上で満貫なので、符を求めたあとの6段目で確かめます。
くわしくは満貫以上の点数で説明します。
例で流れをたどる
3つの和了形で、どの段階で点数が決まるかを見てみましょう。右に離して置いた牌(枠つき)が和了牌です。
- 子(南家)
- 東場
- ロン
- リーチ
| リーチ | 1翻 |
|---|---|
| 平和 | 1翻 |
| ドラ | 1翻 |
| 合計 | 3翻 |
平和ロンなので 30符
3翻30符 → 3900
振り込んだ人が 3900点を払う
役満ではなく、3翻なので満貫にもなりません。平和のロンなので符は30符と決まり、3翻30符を点数表で引いて 3900点です。
- 子(南家)
- 東場
- ツモ
- リーチ
| リーチ | 1翻 |
|---|---|
| 門前清自摸和 | 1翻 |
| タンヤオ | 1翻 |
| ドラ | 2翻 |
| 合計 | 5翻 |
5翻以上なので、符は数えない
5翻 満貫 → 2000/4000
子が 2000点ずつ、親が 4000点を払う(合計 8000点)
ドラ表示牌が 2筒なので、ドラは 3筒です。雀頭の 3筒が2枚でドラ2。役の3翻と合わせて5翻になり、3段目で満貫と決まります。符(この手は30符)を数える必要はありません。
- 子(南家)
- 東場
- ロン
| 大三元 | 役満 |
|---|---|
| 合計 | 役満 |
役満なので、符は数えない
役満 → 32000
振り込んだ人が 32000点を払う
白・發・中の3種類をすべて刻子にした大三元です。役満は、ほかの役やドラを足さずに点数が決まります。
まとめ
- 点数は翻と符で決まる。先に翻を数え、符は最後に回す。
- 5翻以上は符を数えずに決まる。4翻も、七対子と平和ツモでなければ満貫。
- 符を求めたら、3翻60符以上が満貫かを確かめ、残りは点数表で引く。
- ドラは役ではないので、役が1つもない手はドラがあっても和了れない。
関連する練習
- フローチャートで点数を答える役・翻・符と1段階ずつ答える
- 手牌から点数を計算役・翻・符と、点数を出す流れを確かめる